PhotoZineのフォトブックコンテストでも受賞されているカメラマンの光家さんのフォトブックです。
今回のフォトブック展は、地元の方を中心にフォトブック作成を依頼しました。でも、このフォトブックだけは別枠です。
ちょうど、小説のようなフォトブックを作成されているのをFacebookで拝見して、どうしても小説のようなフォトブックを世の中に広めたいとフォトブック展の出展を依頼しました。
題名は「ひと夏の恋」。
同窓会に出会った昔好きだった人とのデートの話です。はじめに断っておくと、内容はフィクションです。
文字と文章のバランスがちょうどいいです。
小説というほど長くもないです。挿絵が入るようにその情景の写真が入ります。
フォトブックらしく、写真だけのページもあります。
ここからは、ネタばれで撮影秘話のようなお話が書かれています。
カメラマンさんならではのフォトブックです。壮大なコントというか。面白いことを真面目にやるみたいな。
このシチュエーションだとこんな写真だよね。
と楽しんで撮っているのがわかります。また、みなさんカメラマンさんなので、その写真のクオリティーも高い。
ここまでのクオリティーのフォトブックは、一般人には無理です。でも、同じようなフォトブックを仲間内で作品として作るととっても面白いと思います。
今は、スマホで簡単に写真が撮れちゃうからね。
インスタ映えの延長で、こんなシチュエーションをイメージして・・・と写真を撮って、それに文字をつけて1冊の作品を作る。
こんなの絶対面白いよ。
小説のようなフォトブックというジャンルをメジャーにして、「小説のようなフォトブックコンテスト」とかできたらいいな。
写真のコンテストでもなく、小説のコンテストでもなく、その合作!!
アイドルのフォトブックとかには、けっこうありそうですね。
アイドルを自分の彼女とか彼氏の気分で見れるように、シチュエーション写真と文章があるのです。それを、個人がノリで作れちゃうのですよ。
フォトブックは、面白いよ。
とくに、PhotoZineは本物の本みたいな仕上がりなので、写真集出版を出版した気分が味わえます。
そして、小説のようなフォトブックは、撮影メニューにもおすすめです。
カメラマンさんは、今回の「ひと夏の恋」を女性で撮ってあげるメニューを作ったらいいのではいかと思います。
この「ひと夏の恋」を読んだ時に、STORYという雑誌の特集「女は、2週間に一度心だけ浮気する。会いに行けるイケメンに会いに行く服-シリーズ」を思い出しました。
2週間に一度心だけ浮気するために、イケメンに会いに行かなくてもいいのです。
昔、好きだった人をちょっと思い出して、撮影して気分だけ味わうの。
変身写真館のような普段着れない服で変身しちゃうのもいいけど、ちょっとシチュエーションをつくりこんで撮影するのもいいのではないかな。
女性はいつまでもこういうシチュエーションに酔うのが好きだと思う。シチュエーション撮影ですよ。新しい撮影プランの登場です。
小説のようなフォトブックには、いろんな可能性が秘められています。
子供には、まだ早い。大人のフォトブックです。
皆さんも富士フイルムネットプリントサービス でPhotoZINEのフォトブックを作ってくださいね。